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旧後藤家資料館:篤姫ゆかりの徳川家達・済生会長からの礼状展示--都城 /宮崎
都城市高城町の旧後藤家商家交流資料館に、NHK大河ドラマの主人公、天璋(てんしょう)院篤姫が手塩にかけて育てた徳川宗家十六代当主、家達(いえさと)・恩賜財団済生会会長からの礼状が保存、展示されている。
この家を建てた豪商、後藤五兵衛が大正10(1921)年、済生会に600円を寄付したことに「謝意を表す」という内容。資料館の鶴田勝館長(70)は「都城市は旧薩摩藩領ながら篤姫ブームにはあまり縁がなかった。関心を持ってもらえれば」と話している。
家達は徳川最後の将軍、慶喜(よしのぶ)が退陣した後、6歳で徳川宗家を継いだ。天璋院が教育に当たり「勝海舟によれば、天璋院はわが子同然に家達をかわいがり、家達もまた天璋院に孝を尽くし、真の親子も及ばざるくらい」(新人物往来社「別冊歴史読本 天璋院篤姫の生涯」)だったという。後に貴族院議長や日赤社長などを務めた。
礼状は現在の「感謝状」のような体裁で、封書もある。01年の開館時から展示しているが、家達が篤姫ゆかりの人物であることは、最近になって入館者の指摘で知ったという。
後藤五兵衛は高城の豪農、後藤家の分家の二代目。本家とは異なり、商業で財をなした。凶作の年には住民に食料や金銭を支援し、国や県に土地やピアノを寄付するなど社会貢献活動に熱心だったという。【木元六男】
8月14日朝刊
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